意欲よりも焦りの方が原動力となっている気がする

晴天 今日は真夏日らしい。4年弱心臓内科で勤務したことになる。自分の生活のために働いた。他人の個人的な空間、身体に触れること以上に人の心の弱いところに触れることの異常さに対して正気を保つための狂気を手に入れたことになるか。毎日自分を責めていた。責めることでしか償えないいや責めたってどうにもならない罪を犯しているような気分だった。

とはいえそれが仕事なんだからサー。

看護師を白衣の天使と言い出したのは誰なのだろう。どちらかといえば、悪魔だ。天使はいつも人間の手に届かないところ、目に見えないところをチラチラ舞っている。悪魔はいつも人間の側から離れず、誰も触れたくないところも、誰にも見せなくないものも、ぢっっと目を逸らさずに見つめている。そこは天国ともなり地獄ともなる。地獄では、みんな笑っている。なにがおかしいのか笑っている当人もわからないが、とにかく笑うことしかできることが残されていないから。